側弯症について
側弯症(そくわんしょう)は脊柱が湾曲する病気です。通常は、小児期に見られるものを言います。側弯症が起こる脊柱とは、簡単に言えば背骨のことです。首の部分にあたる頸椎から尾骨まで、32本~34本の椎骨からできています。
背骨を正面から見たとき、左右に曲がっている状態が側弯症です。背骨自体のねじれを伴うこともあり、後ろから見たときに左右の肩の高さが違ったり、前かがみになったときに肋骨や腰の部分に隆起が見られるなどの変形が生じます。
側弯症の原因
原因についてはいくつかありますが、最も多いのは原因のわからない特発性側弯症で、全体の60%~70%を占めます。データによっては80%以上とするものもあります。
特発性側弯症については乳幼児期~思春期に起こり、体の成長が止まるまで進行する傾向を持ちます。思春期に起こるものについては、複数の遺伝子が関係していると考えられます。
病気が原因のものには椎骨に生まれつき形の異常がある先天性側弯症や、脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)などの神経や筋肉の病気が原因で発症する神経・筋原性側弯症などがあります。
側弯症の症状
側弯症は、手術が必要なほどの状態になっていても症状が出にくい病気です。症状については前述の外見上の異常のほか、背中や腰に痛みやこりを伴うことがあります。
側弯症に気づかずに進行すると胸郭が変形して肺活量が減少したり、息切れを感じたりするようになります。病気が原因の場合は、変形が大きいと脊髄麻痺が出る可能性があります。
側弯症でお悩みの方は当院にお任せください
側弯症は心理的な負担や、ストレスになることもある病気です。側弯症でお悩みの方は、当院へお任せください。
成長期では自家矯正力を生かした負担の少ない調整を行います。
重度の側弯になる前に進行を止めることがとても重要です。
普段の姿勢や座り方、寝方なども側弯を進行させている要因になっていることもあります。
当院では丁寧な検査で原因を見つけ出し、患者様一人ひとりに合わせた施術を行い、症状を改善していきます。
違和感を感じた際は早めの治療をおすすめします。